キングサイズでインパクトも抜群!
大好評の『グリーンオリーブ』&『ブラックオリーブ』が待望の再入荷です♪
世界の高級食材店やレストランに卸しているイタリア企業「アズィエンダ アグリコーラ フラーデピエトロ社」の逸品で、ワインのお供として、大変な人気アイテムとなっております。
チーズに関してはマニア級(プロですから!)な四方@店長ですが、オリーブに関してはまだまだ素人同然でした。
まずは、いつものようにインターネットでオリーブに関する知識を身につけて、国内で販売されているさまざまなオリーブを食べ比べ、そこから商品探しをスタートさせました。
オリーブのほとんどは、塩水で洗われ、塩漬けされています。
中には塩気が強すぎて、オリーブの本来の味わいが薄れてしまっているものも少なくありません。
でも、そうして塩漬けされているだけのシンプルな食品だからこそ、オリーブ自体の品質が重要になります。
ネットで検索するだけではなく、海外の食品生産者さんやイタリア在住の友人に聞き込みをしていく中で、どうしても“こだわりたいポイント”というものが浮かび上がってきました。
このポイントをクリアするような商品を探していると、こんな情報が飛び込んできたのです!
その会社は「アズィエンダ アグリーコラ フラーテピエトロ」。
高品質のオリーブを、世界中の高級食材店やレストランに卸している企業です。
同社は、南イタリアのイタリア共和国プッリャ州フォッジャ県のチェリニョーラというコムーネで、何世代にもわたってオリーブを作り続けているのです。
この会社の歴史を知った時、私は大きな感動を覚えました!
家族が120年以上も守り続けてきたファーム。
家族の愛情を一心に受け、大切に作られてきたオリーブを、是非とも食べてみたいですからね。
そう思った私は、さっそくアンドレア氏にコンタクトを取り、味わいを確認するためにサンプルを送っていただきました。
この際に、「日本のお客様のために、あなたの作った製品の中でも、最も高品質で自信のあるものを送ってください。」この1点は強くお願いしました。
サンプルが届くとまず、私はオシャレな瓶の中にゴロゴロと入ったオリーブの粒を見て、思わず叫びそうになりました(笑)
瓶の中にぎっしりと詰まったオリーブの様子は、何とも言えない不思議なオーラを醸し出しているかのようでした。
さっそく試食してみると、大迫力の外見とは裏腹に、香りにクセはなく、塩気が穏やかな味わいです。
オリーブそのものの味わいが口の中いっぱいに広がります。
オリーブは“つまんで食べるもの”というイメージですが、フラーテピエトロのオリーブは、オリーブという果実に“かじりついて食べる”そんなイメージですね!
これほど果肉がたっぷりで、フレッシュなオリーブが食べられるなんて、本当に幸せに思いました。
一緒に試食をしたスタッフの中には、オリーブが苦手な者もいましたが、食後にこんな感想を述べていました。
オリーブ好きな人間にも、オリーブが苦手な人間にも、大きな感動を与えてくれたフラーテピエトロのオリーブ!スタッフの全員一致で輸入開始が決定しました!
2010年8月、私はフラーテピエトロのオリーブが生み出される土地と、120年以上もの間、家族でオリーブを作り続けてきたフラーテピエトロご一家に会うために、イタリアへ出発しました。
ベネチアから明け方に出発し、バーリという南イタリアの空港へ向かいます。
2010年の夏は世界中で酷暑だったため、イタリアの東にあるチェリニョーラはさぞかし暑いだろう…と覚悟していたのですが、意外にも空気は澄みきっていて、日陰にいると爽やかな風が心地よいくらいでしたね~。
そして、バーリ空港に到着すると、アンドレア氏が車で迎えに来てくれていました。その車中では、私たちは何マイルも続くオリーブ畑を見つめるのに夢中になっていました(笑)
▲アンドレア氏の車の中
▲車窓から見える、延々と続くオリーブ畑
飛行機の上からでも、空港に到着する数分前からは、地上にオリーブ畑が一面に広がっているのが見えたほど。その迫力に圧倒されるようでした。
しばらく車を走らせると、「チェリニョーラ」という表札が見えたので、そろそろ到着かと思っていると、まだまだそこからしばらくはオリーブだらけです。とにかく広大なオリーブ畑を持っていて、まるで自然のエネルギーが体内に流れ込んでくるような気分でした。
ようやく到着し、畑の奥にあるご自宅へ案内してくれる間も、アンドレア氏は私たちにオリーブの説明をしながら、一本一本の木の感触を確かめながら歩いていました。
▲オリーブの木の状態を確認しながら歩くアンドレア氏
そして時折、オリーブの木から成長途中のオリーブの実を取って捨てていることにも驚かされました!
アンドレア氏によると、これはプロの目で見て充分に育たないと判断された実を早いうちに取ってしまうことで、元気な実がより大きく、よりおいしく育つようにしているのだとか。
また、私が気になっていたオリーブの実の大きさについても、このように説明をしてくれました。
こんな素敵なジョークも交えて説明してくれました(笑)
フラーテピエトロ一家の、「オリーブに対する情熱は誰にも負けない」という想いはひしひしと伝わってきましたし、それと同時に、「家族でこの仕事をする喜びこだわり」もしっかりと伝わってきました。
彼らは毎年10月1日になると、一気にオリーブの収穫をはじめますが、数えられないほどの木を、わずか5人だけで、全て手作業で収穫していくのだそうです!
もちろん、オリーブの収穫は機械を使うのが一般的になっていますが、オリーブ一つ一つを手で摘んでいくことによって、デリケートな実を傷つけることなく収穫できるのです。
このため、オリーブの収穫時期になると、世界中から注文が殺到し、彼らのオリーブは毎年完売するほどの人気となっているのだそうです。
収穫が終わり、オリーブが完売になると、家族みんなでホリデーに突入するのだそうです。日本人の感覚であれば、「商品が完売するなら生産量を増やす方法を考えればいいのに…」などと思ってしまいますが、、、、
このゆったりとした姿勢はいかにもイタリア人ですね~。
正直、羨ましいです(笑)
▲「すごいズッキーニが採れたよ!」と得意げな笑顔でやってきたスタッフの一員 |
▲通常サイズのズッキーニを持って嬉しそうなジョッバーニ氏 |
でも、この余裕とこだわりこそが、受け継がれてきたオリーブ畑を守り続け、世界でも認められるほどに成長させた秘訣なのかもしれませんね。
また、アンドレア氏のお父さんであるジョッバーニ氏ともお話しましたが、彼はとっても陽気な方で、そしてとても偉大な功績を残した方だったのです!
このジョッバーニ氏は、
DOPとは「Denominazione
di Origine Protetta」の略で、「原産地名称保護制度」と訳されます。チーズでいうところの「AOP」と同様のもので、土地特有の食品の伝統や品質を守るため、EU法が規定する制度です。
要するに、ジョッバーニ氏のオリーブに対する知識と経験が認められ、EU法を制定するために彼がDOPの認定条件を決定した…という、オリーブの世界の偉人なんですから!
フラーテピエトロ社の驚く点はこれだけではありません。
ファームを所有してオリーブの木の育成から製造・販売までを一貫して行っているのは、イタリア全土で同社が唯一となるのだそうです。
食の安全が疑われる現代社会ですから、ファームの管理からオリーブの販売までの全てを1社で行っているというのですから、トレーサビリティーや信頼は満点でしょう。
「愛情を受けて育てられると、植物は元気に成長する」そんな説があるくらいですから、これが本当だとすれば、フラーテピエトロ社のオリーブがこんなにもおいしいのは、一家の愛情を受けているからなのかもしれませんね。
先ほど「ベッラディチェリニョーラ」という種類のオリーブでは、「GM」「G」「GG」「GGG」という4つのサイズ分けがされているとご説明しました。
それでは、今度は収穫後にどのようにしてサイズ分けされ、塩漬けされていくかをご説明いたします。
オリーブは、太陽や気温・雨量など自然の影響を受けながら果実をつけていきます。このため、オリーブの味わいは、その年によって若干味わいに違いが出るのが普通です。
オリーブの収穫は毎年10月1日頃にスタート。
約1ヵ月かけて全てを収穫していきます。
収穫されたオリーブは、まず専用の機械を使ってサイズ別に選別されていきます。この機械は、決められた間隔で鉄の棒が並べられていて、この棒同士の間隔は機械の先に行くほど幅が広くなっていきます。
スイッチをオンにすると機械が振動し始め、この上を通るオリーブは、粒の小さいものは手前に落ち、粒の大きなものは先端の方へと移動してから落ちるような仕組みになっています。
単純な方法ですが、こうすることで均一にスピーディーにオリーブのサイズを選別することができるのです。
サイズ分けされたオリーブは、その後、少し赤みを帯びたものが人の目で見て取り分けられます。
オリーブには、いわゆるグリーンのオリーブだけではなく、「ブラックオリーブ」というものが存在します。
私はてっきり、始めからグリーンオリーブは緑色で、ブラックオリーブは黒色だと思っていましたので、この事実にはちょっと驚いてしまいました。
こうして選別されたグリーンオリーブとブラックオリーブは、それぞれ違う手順と方法で洗浄・塩漬けされていきます。
▲ソーダ水はこの機械の中で作られます
▲最後にオリーブはこの樽の中で発酵されます
フラーテピエトロ社のオリーブの味わいが穏やかなのは、一般的な工場製のオリーブの塩水が「塩分6%」なのに対し、彼らのものは「塩分4%」のためです。
こうすることで、果実の味わいがしっかりと活きてきますし、塩分も控えめで体にも嬉しいオリーブが出来上がります。
この日、私たちはまだ苦みが完全に抜けきっていない状態のオリーブも食べさせてもらいました。
オリーブの苦みは塩水で洗い流されますが、まだ作業途中ということもあり、苦みが口の中に若干残ります。しかし、オリーブのフレッシュさが衝撃的で、一般的なオリーブの印象とは違い、とってもジューシーで香り高いのです!
もちろん、そのフレッシュさとジューシーさは、製品となって出荷された後でも変わることはありません。 最も大きく、最も希少な「GGG(スリージー)」をお届けしますので、その旨味は存分にお楽しみいただけます。
大きいからといって決して味わいが雑になってしまうこともなく、濃厚な果実を食べるような楽しさが感じられます。 ボリュームもあり、ワインのお供として2粒ほど口にすれば十分にご満足いただけるでしょう。
また、フラーテピエトロ一家は、オリーブの生産が需要に追いつかなくなっても、決して品質を落とすようなことはせず、かたくなに家族経営の丁寧なオリーブ作りにこだわっています。
このため、今回、日本に直輸入いたしますオリーブは、イタリアの高級食材店やホテル、そして世界中のファンと商品の奪い合いをして勝ち取った逸品でもあるのです(笑)
一度完売になってしまうと、次は翌年の収穫まで待たなければならないという、とっても希少なオリーブですので、入荷が非常に不安定になりますが、あらかじめご了承ください。