●本格的なカマンベールを、さらにレベルアップ!
日本でも数多く生産されている「カマンベール」。その本家本元は、フランスのノルマンディー地方産でAOP認定されている『カマンベール・ド・ノルマンディーAOP』です。日本人向けに作られたものとは違い、無殺菌乳を原料としているため、その味わいはややキツめで、塩味も強め。日本人が食べ慣れたマイルドなカマンベールとは全く違ったものと言えるかもしれません。その反面、ミルクの凝縮感はさすがで、味わいのトリコになる方も多いチーズです。
その本場の『カマンベール・ド・ノルマンディーAOP』を、"チーズ熟成士の巨匠"こと「フィリップ・アレオス氏」が熟成させたものが、この『カマンベール・ド・ノルマンディーAOP フィリップ・アレオス熟成』です。上質なカマンベールの本場の味わいを残しながら、さらに格上の上品なチーズへと変身を遂げているのです。
●"チーズ熟成士の巨匠"が手がけた本物の味わい
召し上がる30分ほど前に常温に戻し、まずはその生地にご注目ください。黄色く輝いていて、芯は一切見当たらず、全体的に均一に熟成されています。よく周りがトロリと熟成しているものを見かけますが、ここまで均一に丁寧に熟成されたカマンベールを作り出せるのは、まさにプロの熟成士の技だと言えるでしょう。
味わいは、驚くほどにまろやか。AOPならではの無殺菌乳の濃厚なミルクの味わいを残しつつ、程よい塩味、そして長い余韻を感じさせます。チーズ全体が見事に調和していて、「ちょっとキツめで塩味も強い」という『カマンベール・ド・ノルマンディーAOP』の印象を覆すほどのおいしさです。
また、召し上がる際は、ぜひ白カビの表皮の部分もお召し上がりください。表皮には白カビの風味が強く出るため、外している方も多いかと思いますが、このフィリップ・アレオス氏が熟成したカマンベールに関しては、決して強すぎず、生地の旨みに複雑な風味をプラスする役割を果たしています。
フランスでただ一人の「MAITRE ARTISAN FROMAGER AFFINEUR」="チーズ熟成士の巨匠"の称号を与えられたフィリップ・アレオス熟成士が手がけた最高傑作です。ワインやシードルと合わせて、そのままのおいしさをお召し上がりくださいませ。