日本人の味覚に最も親しみやすいチーズの一つが、オランダ産の「ゴーダ」です。プロセスチーズの原料にも使われるほどクセのない味わいが人気で、通称“赤玉”と呼ばれる「エダム」とともに、オランダを代表するチーズです。ゴーダタイプのチーズは各国でも作られていますが、オランダで伝統的に作られているのは、直径30cmくらいの円盤状で、表面がワックスコーティングされているものです。
500日熟成になると、さらに硬くなり、旨みがアップしてきます。クリーミーな優しい味わいでバターのようなコクも感じられるマイルドな印象なのに、熟成を経た旨みと旨味の結晶であるアミノ酸のじゃりっとした感じも備えており、どんな方にも好まれそうな“コク旨チーズ”でしょう。しっとり柔らかく、しかも熟成を経た旨みがあるため、ビールやワインのおつまみにぴったり。水分が少ないので長く保存出来て扱いやすく、ぶどう・イチジク等フルーツにもよく合います。
「ゴーダ500日熟成」はカットするときも比較的崩れにくいので、サンドイッチ・パニーニ系や、ブルスケッタ・タルティーヌ等オープンサンド・カナッペ系に便利で、旨みを足してくれます。ベルギーの家庭・カフェでは、ゴーダにディジョンマスタードを少し塗って食べるのが定番の食べ方だそうですが、粗びきコショウやラー油・タバスコをつけたり、焼きのりと一緒に・・などの“手軽なちょい食べ!”にも向くチーズです。また、カラメルのような、黒糖のような、ちょっと香ばしい風味にあわせて、いも焼酎や黒糖焼酎などのおつまみに最適です。バランスのよい濃厚な旨みがあるので、純米酒やスピリッツ系にもオススメ。黒ビールにもいいですね。